同志社教会のご紹介

同志社教会の歩み

 同志社教会の歴史は、1876年に同志社の創立者である新島襄の仮寓において設立された「西京第二公会」にさかのぼります。1886年には同志社構内に同志社礼拝堂が完成、それに伴って教会は構内に移転し、その名を「同志社教会」と改めて、同志社諸学校の学園教会としての歩みを始めました。その後、同志社教会は学園・同志社と歩みをともにしつつ、第二次世界大戦中の苦しい時期を乗り越え、1946年には礼拝場所を現在の栄光館ファウラーチャペルに移しました。

 現在の同志社教会は、同志社の学生・教職員・卒業生とともに、一般市民の教会員によって構成される、「学園の教会」と「まちの教会」の二つの要素を兼ね備えたユニークな教会となっています。


同志社教会の特徴

1.ひとりひとりを大事にする教会、みんなでつくる教会

 同志社教会は、プロテスタントの一派である会衆主義教会(コングリゲーショナル・チャーチ、組合教会とも)の伝統を受け継いでいる教会です。現在は、合同教会である「日本キリスト教団」の一員ですが、いまでも、会衆主義教会の伝統である「自由」「自治」の精神が生きています。つまり、「ひとりひとりの人格や個性を大事にする教会」「みんなで話し合い、参加してつくる教会」であるということです。

2.学園の教会、まちの教会

 同志社教会は、伝統的に同志社諸学校の学園教会ですが、現在は一般市民の教会員も増え、いまでは「学園の教会」と「まちの教会」の二つの要素を兼ね備えた教会となっています。日本の多くの学園教会が学園から離れた今では、学園教会自体が珍しい存在ですが、同志社教会はそれにもましてユニークな教会であるといえます。

3.エキュメニカル(超教派)な教会

 キリスト教には、プロテスタント、カトリック、正教会など、さまざまな経緯で分裂してしまった諸教派が存在します。同志社教会は、こうした諸教派との対話・交流・相互理解など「エキュメニカル(超教派)」な働きに力を入れています。また、さまざまな宗教が集まる京都という地の利を生かして、諸宗教との対話・交流・相互理解にも取り組んでいます。

同志社礼拝堂

 

同志社栄光館

 

主日礼拝で歌う聖歌隊